秋田紀行/湖となまはげ (103)

 今回は私的な旅行記です。九月のシルバーウィークに、秋田の湖巡りを目的にドライブを楽しんできました。  小雨のぱらつく曇天下の旅でしたが、車を降りての観光時は意外に雨も止んで、時には晴間も見えて、主だったところは見て廻れたと思っています。  秋田空港でレンタカーを借りて、最初に向かったのが角館です。春には、必ずと言っていいほどテ…
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正岡子規とへちま忌 (102)

 正岡子規は、1867年10月14日生まれで、1902年9月19日に肺結核で35歳の生涯を終えました。その子規の辞世の句が「へちま(糸瓜)」を詠んだ3句です。   「糸瓜咲いて 痰のつまりし 仏かな」   「痰(たん)一斗 糸瓜の水も 間に合はず」    「をととひの へちまの水も 取らざりき」  結核はのどの奥に痰が詰…
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単位の今昔 (101)

 小学2年生の孫に「1デシリットルは何リットルか」と聞かれて、大人連中が「はて?」と考え込んでしまいました。そういえば、中学生のころに、単位の覚え方を習った記憶があります。  「キロキロとヘクトデカけたメートルがデシに追われてセンチミリミリ」(k、h,da、m、d、c、m)  キロ(k)は1000倍、ヘクト(h)は100倍、デカ(d…
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超ミイラしょうがと人食い (100)

 前回のブログでNHK「ためしてガッテン」(ウルトラしょうが)の出演余話のことを書いたのですが、大勢の方からアクセスをいただき、テレビの反響の大きさにびっくりしています。  番組は、「乾燥しょうが」を「ウルトラしょうが」の名で始まりましたが、もうひとつ「超ミイラしょうが」というキーワードも織り込まれました。 しょうがを乾燥すると…
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NHKためしてガッテン(ウルトラしょうが)余話 (99)

 3か月ほど前だったでしょうか、NHKの人気番組「ためしてガッテン」のディレクターA氏から、今回、ショウガについて番組を組みたいので色々お教えいただけないかとの電話がありました。昨今のショウガブームに違う方向から光を当てたいとのことです。小一時間ほどの電話の中で、「従来から漢方において、体を温める生薬として、附子、高麗人参、乾姜が主に使…
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中国・黒竜江省海林市を行く -五味子・西洋人参・熊胆・鹿茸ほか- (98)

 「満州」といえば、現在の中国の黒竜江省・吉林省・遼寧省の東北三省に内モンゴル自治区の東部地域を指しています。満州は以前は「満洲」と表記されていました。  五行(木火土金水)での「水」は、方位は北、色は黒に相当します。従って、清朝を築いた満洲族の「満」「洲」「清」の字には、全て「さんずい」が使われています。黒竜江省の「黒」は北を表す色…
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中国のビール事情 (97)

 6月の上旬、日中の原薬受け入れに関する取決め事項締結のための意見交換会を行うために上海へ行ってきました。大勢の入場者で賑わう万博会場を眼の片隅にも入れず、慌ただしい3日間の滞在でした。  その一回の食事を、点心のおいしい中華料理店で摂ることになり、いくつかの点心を注文し、ビールもということになりました。中国ビールは「青島(チンタオ)…
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身近な薬膳11(夏の養生薬膳) (96)

 今年の夏の暑さは極めて厳しいようです。気温が35℃をこしますと、日向の温度は40℃近くに上がっていて、体温を越して血液が煮たってくるようです。  東洋医学において、夏は暑(火)邪に気をつけなくてはならない季節としています。五臓においては心臓の働きが旺盛になります。顔が赤くなり、体が熱くなり、多くの汗が出て津液の不足が起こり、血流に影…
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伊吹山の花たちと遊ぶ (95)

 7月下旬の猛暑の日、涼を求めて伊吹山に登りました。久々の花たちとの出会いです。伊吹の地は、北から若狭湾が入り込み南からは伊勢湾が切れ込み、その間に琵琶湖が鎮座している日本列島が折れ曲がりくびれたところにあることから、北の植物と南の植物が混在していて、植物層の厚いところです。  また、伊吹は織田信長がその山麓に薬草園を開いたところで、…
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牧野富太郎博士とスエコザサ (94)

 長野県蓼科高原にクマ笹を原料にした医薬品を製造する工場があります。その工場の敷地内に6千坪の笹だけの「㈶蓼科笹類植物園」が併設されています。130種を超える笹園は笹だけの植物園としては世界最大といえます。数年前にこの笹園の開園式に招かれて参列しましたが、数寄屋庭園を配し、心が落ち着く配慮がなされ、さすがにと頷かされたもの…
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葛(カズラとクズ) (93)

 秋の七草のひとつ「クズ」は、マメ科の蔓性の植物クズPueraria lobata で、日本では古来より人々の生活に密着してきた有用植物です。漢字では「葛」と書き、字音は「カツ」、意読として「クズ」「ツル」「カタビラ」「ツヅラ」「カズラ」があります。最近、この「クズ」に縁があって、そのいくつかをご紹介します。     大阪府と奈良県…
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ギンリョウソウ (92)

 5月末に金沢大学を訪れた折、薬草園に咲く芍薬の花やマオウ(痲黄)に目を奪われたあと、大学が管理する里山を散策する機会ができました。  よく整備された山道を登って行きますと、加賀黄連と呼ばれるキクバオウレンが迎えてくれました。ベルべりンを含む黄連は胃腸薬に使われる生薬の一つです。そばには、サイハイランやフタリシズカも見られます。見上げ…
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ニンジンあれこれ (91)

 世の中には、本家の呼び名を新参者が乗っ取る例が数多くあります。食物の世界でも例外ではありません。  「はじかみ」は昔、サンショウ(山椒)を指していましたが、大陸からショウガ(生姜)が移入された折、サンショウに似たピリリとした味があることから、クレノハジカミ(呉のはじかみ)と呼ばれていました。今では、すっかりショウガの代名詞として定着…
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万葉の歌と植物(額田王とムラサキ) (90)

 日本人の心のふるさとである万葉集は、いろんな角度から鑑賞され、研究されています。  特に、第1巻・第2巻は時の王朝、天智天皇と天武天皇の権力争いを物語る壮絶な歴史ドラマが語られています。  天智7年(668)5月5日、天智天皇が大海人皇子(のちの天武天皇)以下王侯諸臣を従えて近江の蒲生野に薬狩を催した時に、額田王と大海人皇子の歌っ…
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身近な薬膳10(薬食同源) (89)

 東洋には昔から「薬食同源」の思想があって、健康を保ち、未病を防ぐために、適切な食材を選び、また、病気になれば同じ材料を病気を治す薬剤として使用してきました。  例えば、風邪の風邪薬として有名な葛根湯は7つの生薬(葛根、麻黄、桂皮、芍薬、甘草、大棗、生姜)で構成されていますが、その内の葛根はクズ粉として、桂皮は香辛料のニッキ、甘草は甘…
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「生」のある漢字クイズ (88)

 日経の夕刊に「バラバラ漢字クイズ」が連載されています。今週は「生」を含む3文字熟語ということで、「生のブログ」に紹介させていただきます。正解は2月19日(金)に掲載されますが、それまでに正解をお知らせします。                                 (正解:左から「生一本」「生半可」「微生物」)
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大阪ガイドブック(台湾版) (87)

 昨年の11月から12月にかけて台湾へ行く機会があり、10年ぶりに台北の街を見てきましたが、その変貌に驚かされました。世界一ののっぽビル「101」は高さ508メートル、台北のどこからも見えるシンボルタワーです。現在はブルジュ・ドバイの701メートルに抜かれ、さらにドバイでは2.5キロメートルのビル建設が計画中とのこと、高さの競争は際限が…
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身近な薬膳9(冬の養生薬膳) (86)

 地球温暖化がいわれていますが、欧州でもアメリカでも局地的な大雪に見舞われ、日本も寒波襲来で寒い冬がやってきています。  冬は五行では水(スイ)に属し、外因邪気は寒邪です。寒邪には3つの特徴があります。   第1は、寒邪は陰邪で陽気を傷つけ、悪寒・悪風・震え・下痢・冷えなどの症状が現れます。   第2は、凝滞性により身体が固くなり…
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2010年の年賀状(イタドリとトラノオ) (85)

 2010年の始まりは、新年早々にお越しになる数百人の訪問者のご挨拶です。  今年は寅年。年賀にはトラの絵を配したものが多いのは当然ですが、トラにかけて、トラの名のついた植物を載せておられる方があり、これがまた楽しみの一つです。  今年の寅年には、「虎杖(イタドリ)」「オカトラノオ」「ハナトラノオ」の植物がお目見えです。  「…
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2010年新年のご挨拶 (84)

 「生(いのち)のブログ」へお越しの皆様、あけましておめでとうございます。  本年もブログを頑張って続けていきますので、よろしくお願いいたします。  (年賀状をクリックしてください)
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マカオ騒動顛末記 (83)

 香港展示会  日本の丁度お盆の時期に、香港で国際漢方及び健康食品展示会(ICMCM)が開催されていて、ここ3年前から全国の家庭薬を製造販売している企業十数社が共同でこの展示会に出展しています。  今年も12社が参加しました。同時期に開催されるフードエキスポは毎年30万人近い入場者があり、今年はこのフードエキスポ会場と隣接されたこと…
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生(いのち)のブログ 索引

 2008年1月から掲載の生(いのち)のブログの索引を載せましたのでご参照ください。  なお、ご覧になりたい項目にカーソルを置き、クリックしていただきますと、そのブログが開きます。    掲載日   タイトル(回) 【生姜(ショウガ)関連】  20080905 ショウガ祭(35)  20080920 ジンジャーの…
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ベトナム/メコンと竜眼 (82)

 スクランブル交差点を人々が渡るようにオートバイが行き交います。赤信号で停まっているオートバイの群れは、これからレースが始まろうとしているスタートラインの状況です。人口8600万人、東南アジアの新興国ベトナムのホーチミン市を訪れました。他国からの長い侵略の歴史があって、最後に悲惨なベトナム戦争を経験して、ベトナムは活気づいています。 …
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日常をはなれて/イングランドの運河とナローボート (81)

 9月の大型連休を利用してイングランドに出かけました。今回の目的はイングランドからウェールズにかけて張り巡らされた運河をボートで旅することでした。イギリスは北アイルランド、スコットランド、イングランドとウェールズの四つの王国からなるUK(The United Kingdom of Great Britain and North Irel…
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身近な薬膳8 (寒熱と長寿) (80)

 「100歳以上が4万人を突破」との見出しが9月11日付けの新聞に大きく踊っています。都道府県別にみますと、人口の多い東京、大阪、神奈川、北海道、福岡に多いのは納得できますが、人口10万人あたりの人数でみますと、沖縄、島根、高知、熊本、鹿児島、山口と総じて温かい県に多く、青森、栃木、茨城、宮城、秋田の寒い地域に少ないことで、気候が寿命に…
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阿斯必林は漢方薬か? (79)

 漢方薬がブームだといわれ、多くの漢方製剤が発売され、中でもいくつかの漢方処方は数十億円と売り上げを伸ばしています。  さて、「石膏阿斯必林湯」という漢方処方がありますがお分かりでしょうか。「石膏阿斯必林湯」は「葛根湯」と同じように、風邪の初期に使います。「石膏」と「阿斯必林」の二成分からなる処方です。  風邪の症状には熱があっても…
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新型インフルエンザと麻黄湯 -part 2- (78)

 夏場に収束するかに見えました新型インフルエンザはますます猛威をふるっています。連日、新聞・テレビをはじめとして報道の過激さも増してきました。  以前収載しました当ブログ「新型インフルエンザと麻黄湯(2009.5.20)」には、連日多くのアクセスがあり、関心の大きさが窺い知れます。  そこで、今回は「麻黄湯」について、もう少し掘…
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身近な薬膳7 (美肌の養生薬膳) (77)

 人は見た目ではない、とよく言われます。見た目はよくても、言葉使い、たち振る舞い、気配り、素養などの人として人格に乏しいのは問題だという訳です。  ただ、肌に関して言えば、見た目そのものです。美肌は健康のバロメーターでもあり、心情の奥底までも映しだす鏡でもあります。ここで云う美肌とは、化粧品で美しく見せた肌ではなく、皮膚と筋肉に弾力・…
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ひとりごと (76)

 人生も長くなりますと、今までに心に溜まった思いがふと唇からこぼれてきます。  それがひとりごとなのだと思っています。  最近めっぽう独り言を言うようになった方へのポエムです。   いつでもどこでもひとりごと   それはわたし それがわたし   ひとりごと   わたしがもうひとりのわたしにささやくことのは   だか…
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生乾論 (生姜と乾姜とヒネショウガ) (75)

はじめに  24時間海外に開かれた空港は人の往来はもとより、経済や文化の上で果たす役割は極めて大きいものです。  医食の面から見ますと、カルフォルニア沖で朝に獲れた海老がその日の夕膳に上がったり、重体患者に必要な医薬品がいつでも緊急に移出入されたり、食の楽しみや医療の恩恵が広がります。   必要なものをいつでも好きな時に享…
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城崎にて/ホタルとホタルブクロ (74)

 同業者の人たちと城崎へ一泊旅行へ出かけました。  城崎と言えばすぐに思い起こすのが、志賀直哉の短編小説「城崎にて」です。小学校6年生の国語の時間に、この小説の出だしがガリ版刷りの冊子として配られ、何度も何度も声に出して読まされたものです。今でもその冒頭をそらんじることができます。  「山手線の電車にはね飛ばされて怪我をした。その後…
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五節句の七夕 (73)

 奇数が重なる月日に行われる五節句は、奇数が陰陽の陽の数にあたり、陽が重なり、めでたさが極まることで、江戸時代に祝日と決められ、節句の行事として今日まで続いていますが、一方では、厄払いの儀式としての意味も含んでいます。  一月一日は元旦と重なることから、一月七日に七日正月として七草粥を食し、悪い病気が中国からやってこないようにと健…
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身近な薬膳6(梅雨時の養生薬膳) (72)

 高温多湿な日本にあって、特に梅雨時は過しにくく、体調の管理が難しい季節です。  五行から見ますと梅雨は「土」に当たる季節です。「土」は自然の生長を推し進める時期ですが、身体の変化として消化器系である脾胃が活発に動き始める時期でもあります。蒸し暑い日が続きますので、冷たいもの、なま物、水分を多く摂るため脾胃の疲れが現れやすくなります。…
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中国湖南省に南部黄柏を訪ねて/ついでに厚朴を見る (71)

 以前、「日本の伝統薬~黄柏~」でご紹介した黄柏の、特に中国の南部黄柏の栽培地と加工(修治)の現場を見る機会が与えられましたので、その調査旅行中にふれたその土地の風土、文物、文化やお会いした人たちの一端を思いつくままに綴って見ました。  関空から湖南省/張家界へ (200X・6・8)  旅立ちの朝  ブラインドの隙間から朝…
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美しい「5」 (70)

 以前から「5」という数に興味がありました。  アラビヤ数字は何故、1,2,3をⅠ、Ⅱ、Ⅲと表し、4を5のⅤの前にⅠを加えてⅣとし、6,7,8をⅤの後にⅠ、Ⅱ、Ⅲを加えてⅥ、Ⅶ、Ⅷとするのでしょうか。漢数字も中国殷時代の数字を見ますと、四まで横棒の数を増やすことの一二三のあと四を横棒四本で表わしていて、五になると記号の数を増やすことを…
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閑話/ある中国旅行 (69)

 もうかれこれ10年ほど前の中国旅行の一こまです。  同行6人。関空で初対面の挨拶を交わして、上海行きに乗り込みました。  中国人スチュワーデス(キャビンアテンダント)の心  「いつもながらとんぼ返りきついわ。今日もビジネスシートのお客さん日本人ばかり。日本語わからないから、これ大変疲れるのよ。日本人は中国が同じ漢字の国と思て…
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身近な薬膳5(老化の養生薬膳) (68)

 山崎豊子の「華麗なる一族」の舞台にもなった伊勢志摩の「志摩観光ホテル」は今も華麗で落ち着いた当時の趣を残していますが、ロビーに掲げてあるテレビドラマ「華麗なる一族」のポスターの前に立つと、我が身のほうは「加齢なる一属」と化して、少し気落ちがしました。  加齢といえば、火曜日をカレーの日と定めて、体を温め、体内脂肪を燃焼させ、免疫…
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便秘と乙字湯 (67)

 ある日、仲間で雑談をしていた時、 「香港のドラッグストアに便秘薬が少ない」という話になりました。  日本の伝統薬の中には、胃腸薬と並んで多くの便秘薬があります。「七ふく」「百毒下し」「毒草丸」などの伝統薬をはじめとして、多くの便秘薬が薬局・薬店に並んでいます。  日本人には、刺身などの生ものや塩文化の冷材食物の摂取や多忙な生活環境…
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新型インフルエンザと麻黄湯 (66)

 新型インフルエンザが猛威をふるっています。大阪では中学校・高等学校が休校になったこともあって、今朝の通勤電車はいつになく空いていました。私の乗った車両では、大半の人がマスクをかけていて、特にほとんどの女性の顔が見えない状態でした。  新型インフルエンザは弱毒性と言われても、新しいウイルスに対して過敏になるのは致し方のないことすが、ぐ…
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身近な薬膳4(春の養生薬膳) (65)

 新型インフルエンザがじわじわと身近に忍び寄ってきています。手洗い、うがいに、マスク着用など防御の手段は重要ですが、氣を充実させ、自然治癒力を発揮させるための体力を養っておくことも肝要です。  同じようにウイルス感染しても、症状の軽い人や回復の早い人はウイルスとの戦いに、心身の充実が図られている人です。  4月の「身近な薬膳」講…
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万葉の歌と植物/雄略天皇と菜を摘む乙女 (64)

 万葉集は、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の次の歌で幕を開けます。    籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち     (こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち)   この岳に 菜採ます児 家聞かな 告らさね    (このおかに なつますこ いえきかな のらさね)   そらみつ 大和の国は    (そらみつ やまと…
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カンゾウのごま和え (63)

 新潟空港でレンタカーを借りて山形県の小国に向った時のことです。しばらく走ると、自動車専用道路に入りますが、その標識を見て驚きました。新潟も交通事情が悪くなったのか、新潟市内を迂回するバイパスがありました。それも3つもバイパスを通すとはすごいことです。バイパスを一本増やせば、新バイパスです。さらに増やして新新バイパスということでしょうか…
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猫の妙薬/マタタビ (62)

 もうかれこれ25年も経ったかと思いますが、ある動物用品の社長さんから、猫の「爪研ぎ器」を作るので、「マタタビ」の粉末を世話してほしいと頼まれたことがあります。  その機器は、細長い箱の中に、斜めに木の板が渡してあって、その上端にマタタビ入りの団子を置いておくだけの簡単なものなのですが、猫がマタタビを取ろうと板を駆け上がる時に、木を引…
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木の芽/アケビ (61)

 一般に「木の芽」といえば、「木の芽田楽」といった山椒の芽しか思い浮かばないのですが、木の芽は関東ではタラの芽で、越後の人はアケビの芽を思い出すかもしれません。  所変われば品変わるで、今までアケビについては、秋にみのる紫の実のことしか眼中になかったのですが、山菜関連の書物に、アケビの芽(木の芽)の料理法が載っていたので紹介します。 …
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衣食足って礼節を知らず (60)

 昔から、「衣食足って礼節を知る」と言われています。食べることにガツガツしないで済むようになると、気持に余裕がでてきて、気分もゆったりとなり、ひとりでに礼節が身につくものだと考えられてきたのですが、現在の日本社会を眺めてみますと、衣食は十分すぎるほど足っているのに、モラルは低くなったように思い、どうも衣食と礼節には相関関係がないのではと…
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人間動物園 (59)

 大都会は文化的な生活をエンジョイさせてくれる空間です。  しかし、ひと昔前であれば、すぐに行けた筋向いの八百屋に、今では、階段を上り、陸橋を渡り、地下街にもぐり、いやはや大変な労力と時間がかかります。それではご不便でしょうから、エスカレーターにエレベーターをお付けしましたと言われてもさほどうれしくもありません。  文明とは人間…
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ひがみ根性 (58)

 よく講演か何かで、聞いているうちにウトウトすることがあります。  話の内容が専門すぎて、それも難解な専門用語がふんだんに散りばめられていると、こんなに難しいことを研究しておられるえらい先生なのだと尊敬したくなる一方、聞き手に理解してもらう気はまったくなく、ただ自己満足の世界でお話をしておられるように思えて、耳も頭も閉じてしまいます。…
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山椒は小粒でひりりと辛い  (57)

 江戸の辻々を香辛売りの掛け声が響いてきます。  「ひりりと辛いは山椒の粉、すいすい辛いは胡椒の粉、芥子の粉胡麻の粉陳皮の粉、中でも良いのが娘の子、居眠りするのは禿の子、とんとんとんとんとんがらし」  山椒は中国が原産ですが、二千年前にできた中国の「詩経」に、東海の諸島にもあることが記されています。  古事記の神武天皇の有名な御歌…
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身近な薬膳3(気血水) (56)

 漢方医学において、心身の活動は「気・血(けつ)・水(すい)」の3つの要素によって営まれると考えます。  中国の金元時代に「気血論」が体系化され、それが、江戸時代の名医、吉益南涯によって「気血水論」に発展してゆきました。  陰陽から見ますと、気が陽で、血が陰に当たります。この血をさらに狭義の血(血液)と水(血液以外の体液:津液)に分…
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日本の伝承薬~黄柏~ (55)

 黄柏はミカン科の植物キハダの外皮(コルク層)を剥いだ樹皮ですが、古来より漢方の生薬として、また、日本の伝承薬・民間薬として多くの製剤に用いられています。  主要有効成分であるベルベリンberberineは、その苦味ゆえに、健胃薬として、また、整腸薬として世界的にも良く知られています. しかし、生薬の黄柏は東洋の薬物としての域を出て…
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