満漢全席を食す(145)

 1972年9月29日、日本の田中角栄首相・大平正芳外相と中国の周恩来総理・姫鵬飛外相の間において、日中共同声明が署名され、日中の国交が回復された。
 その翌年、初めて北京を訪れた。その中で忘れられない訪問先の一つに、紫禁城の北にある北海公園に隣接する宮中料理のレストラン「仿膳」がある。
 数ある特色料理の中でも、最も有名なのは中国料理の最高峰「満漢全席」である。満漢全席は山海の珍味を集めた料理で満族と漢族の料理の集大成である。完璧な満漢全席では、134種の料理、48種のオードブルとデザート、果物が出される。それを4回から6回に分けて食べ切るのであるが、当時はその1回分だけ賞味した。

 201X年某月某日、とあるホテルで、そんな満漢全席が開かれるとの情報があり参加した。
 会場は中央に20名ほど座れる円卓があり、中国琵琶と胡笛の演奏に迎えられて着席した。卓上の飾りにも工夫が施され、これからの料理に饗される珍味珍材が並べられている。
紹興酒とスパーリング日本酒で乾杯をし、宴席が始まった。 
(以下の写真はクリックすると大きくなります)
画像
画像
画像

 【杭州風合鴨の煮込み】 【豚肩ロースの蜂蜜焼き】
画像

 【山芋と山椿の取り合せ】 【クラゲの和え物】
画像

 【チシャトウと干し貝柱の和え物】 【ラクダのコブの茅台酒づけ】
画像

 【田うなぎの煎りづけ】 【ウサギの珍味炒め】
画像

 【ふかひれの姿煮込】 【伊勢海老の鹿角特選炒め】
画像

 【子豚の焼き物】 【カエルの脂肪入り卵白炒め】
画像

 【台湾茶とシャーベットで箸休め】
画像

  【極上干し鮑の煮込み】
画像

 【スッポンと冬虫夏草入りスープ】
画像

 【象の鼻・熊の掌・虎のペニス】
画像

 【蒸し魚の姿煮】
画像

 【豚の耳と鼻】
画像

 豚の耳と鼻は宴席の主賓に供せられるものであるが、どなたも手を挙げる人がいなかったのでありがたく頂戴した。最後に果物のデザートが出て、豪華で珍味珍材の満漢全席が終了した。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック