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昨年の11月から月に1回、休日の日に「身近な薬膳」と称して、大阪府富田林市寺内町(日本の道100選)のお惣菜屋「なな菜」で講習会と食事会を始めました。 寺内町は現在も多くの町屋が残っていて、大阪府で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。また、中心部を南北に通る城之門筋が、昭和61年に日本の道100選(道の日制定記念)に選定されました。 この風景を写真に撮る人、絵に描く人、俳句に詠む人、大勢の訪問者で賑わっています。 そぞろ歩いて、ちょっと休憩をと思った人が「なな菜」の奥で休息をとられます。店前のお惣菜を肴におにぎりをほおばる人や、コーヒの香りに心なごませる人、また、中庭の季節ごとの木々の緑や紅葉に目を癒す人など、寺内町で唯一の休憩スポットになっています。 そんな歴史の街で、薬膳の勉強会を始めました。 人は、健康を保つために、病気にならないように、また、少し体調がおかしいと思ったときに、それに合った食事をし、病気になれば薬を飲みます。このような食材や薬材は、近年に合成薬が出てくる前までは、漢方の世界で薬食同源と云われるように、共に自然の動植物を用い、大きくその区別はありませんでした。 健康はまず食事から。現代人は飽食、偏食などから、半健康人が多くなり、成人病が増え続けています。正しい食事が健康を維持するファーストチョイスです。 そこで、 「身近な薬膳」では、「東洋医学の基礎」と「病気にならないための養生薬膳」、「少し体調がおかしい時の改善薬膳」を中心に勉強し、その後に勉強した食材を使った料理で食事会を行っています。 秋は乾燥の季節です。身体を潤す食材を考えなければなりません。冬は寒邪が体を侵します。温める食材が必要となります。季節の変化の中で、それに適応できる体をつくるのが養生薬膳です。 便秘症とか冷え症とかのように少し体調がおかしい時に、それに合った食事をします。これが改善薬膳です。 病気になれば、お薬で治すことになりますが、その補助としての食事も重要です。それを治療薬膳と云っています。 一つ一つの食材は、西洋食材学的には、栄養素、カロリー、含有成分が重要視されますが、東洋食材学的には五気(寒・涼・平・温・熱)、六味(酸・苦・甘・辛・鹹・淡)や作用方向(昇・浮・降・沈)が重要な要素になります。 東洋医学(漢方薬)は少しとっつきにくいのですが、料理に大切な味が食効(薬膳の効果)であることを考えれば、知っていおいても損ではありません。 薬膳を学びながら、食事に舌鼓を打って、季節の移ろいや自然の豊かさを知ることはとても楽しいものです。皆様にもお勧めいたします。 |
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