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辰年に竜の名の付く生薬あれこれ (121)
今年は辰年。新年にあたり、「竜」のつく生薬をあれこれご紹介します。
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2012/01/16 15:58 |
椿と山茶花 (120)
新年早々、ある恒例の互礼会に出席しました。新年の挨拶を交わしながら、会場を見渡すと、飾り花に椿(ツバキ)の花が活けてあって、新春を新たにしたのです。
「椿」は国字で、中国の「椿(chun)」は別の植物です。日中辞典を見ますと、中国で「椿は山茶」とありますが、日本で山茶は山茶花(サザンカ)です。
少しややこしいことになりましたが、ツバキとサザンカの違いについて整理をしておきます。
両花は共にツバキ科ツバキ属のかなり近縁の植物です。見かけは非常によく似ていますが、サザンカは一枚一枚花弁...
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2012/01/08 18:52 |
2012年の年初めに思う(生姜) (119)
新年明けましておめでとうございます。
昨年の東日本大震災以来、筆を絶っていました「生(いのち)のブログ」を再開することにしました。
それにつきましては、やはり「生姜(しょうが)」の話から始めたいと思います。
一昨年のNHK「ためしてガッテン」に出演後、多くの講演依頼や取材を受けました。テレビ関連では、スカイA「なるほど食図鑑」(8/24,25放映)、NHK鳥取「産地発!たべもの一直線」(11/20放映)、雑誌関連では5誌ほどありますが、「自然食ニュース社」の記事がよくまとまっていま...
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2012/01/01 15:43 |
紀伊半島ひとめぐり/牡蠣と奇岩 (118)
福井地方をはじめとし日本列島が豪雪に見舞われた1月末、一泊どまりの紀伊半島一周のドライブに出かけました。堺から伊勢へは、普段は名阪自動車道を通って関ICで伊勢自動車道に乗り換えて向かうのですが、今回は、奈良大宇陀から、旧道の伊勢本街道をたどることにしました。奈良三重の県境に来るころから、雪が舞い始め、廻りは雪景色に変わってきました。通行にはチェーンやスノータイヤの装着を、との表示が点滅しています。もし駄目なら引き返せばよいと覚悟を決めて、走っていきますと、道は次第に細くなり、くねくね坂になりま...
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2011/02/09 17:09 |
なまこ雑感 (117)
「ナマコ」を初めて食べた人は勇敢だとよく言われますが、どんな食材でも最初に箸をつけた人は勇敢だったと思います。ナマコを最初に食べた人が誰で、いつごろ食べはじめられたのか、詳しいことは何も分かっていません。
現在、世界でナマコを食している民族は、日本人、中国人、南太平洋の島人で、ヨーロッパでは南部イタリアのシチリア島とアフリカのマダガスカル島の人々だけだそうです。
日本人がナマコを食べ始めたのは「古事記」に記載のあることから、かなり古くからの食材であったことがうかがわれます。中国でも、か...
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2011/02/02 12:35 |
身近な薬膳13 (冷え症) (116)
最近話題の「低体温化」の中に従来から言われている「冷え症」も含むと思われますが、冷え症という独立した病名はありません。「冷え症」とは、血流が悪くなったり、不要な水が停滞したり、臓腑の働きが低下したりして、体が冷える病的な変化です。その原因は様々です。体質もありますが、飲食が不摂生だったり、過労や老化や病気による臓腑の働きの低下から冷えが起こります。
従って、どのような原因で起こった冷え症かによって、その対処の仕方が違ってきます。
(1)陽虚証:体質・飲食不摂生・過労・老化・慢性病による...
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2011/01/23 11:29 |
黄連(おうれん)の花とどんど焼き (115)
前庭の南天の木の下に黄連の鉢植えがあります。昨年の秋、加賀の寺山にあったひと株を持ち帰ったものです。
日本中が凍てついた小正月の朝、近くの神社の「どんど焼き」に出かけようと、玄関を出た時、黄蓮の小さな白い花が咲いているのに気づきました。北国ではまだ雪の下で耐え忍んでいる頃なのに、ここ堺では、早くも小首を傾げて微笑んでいます。
林間に咲く黄蓮の花は目立たないのか、あまり詩歌に詠まれていません。やっと見つけたのが、つぎの与謝野晶子の歌です。尼僧の妖艶さをも感じる歌ですが、黄蓮の花が秋近くに...
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2011/01/16 14:01 |
古本に見つけた「生」の語源 (114)
時間があれば、よく古本屋に出かけます。今年も初出勤の日の帰りに立ち寄りました。いつものように、さりげなく眺めていると、水上静夫著の「漢字語源物語(からだと性の文字学)」が目に留まり、パラパラとページを捲っていくと、「生」の文字が飛び込んできました。これは、「生のブログ」を書いているものにとっては読むべき本と思い購入しました。
古本には新本と違った魅力があります。新本の新しいインクのにおいと比べると、カビ臭いシミのにおいがします。そして、いろんな過去が蘇ります。今回購入の定価2000円のこの...
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2011/01/09 14:19 |
2011年のお年賀 (113)
新年あけましておめでとうございます。
除夜の鐘を合図に歩いて20分ほどの氏神様に初詣に参りました。小雪の舞う寒い夜道を震えながらのお参りは、身の引き締まる思いがして、巫女さん振る鈴の音がいつもより澄んだ音色で心に響いてきました。
今年もブログをがんばって続けてまいりますので、ご愛読よろしくお願い申し上げます。
(年賀状をクリックして大きくしてご覧ください)
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2011/01/01 10:05 |
クリスマスと柊(ひいらぎ) (112)
12月に入ると悲しい知らせが参ります。近親者のご不幸による年賀状欠礼のハガキです。
その中に一枚、こんなハガキがありました。
「当家はクリスチャンなので、神仏の慣習は関係ないのですが、日本の習慣に倣い、年賀状を失礼いたします。皆様には良いお年をお迎えください。」
日本では古来より、海外から多くの文化や技術を受け入れ、従来の日本の文化に融合させてきました。宗教においては、仏教導入時の神道との争いや、キリスト教弾圧の歴史があったものの、現在は、神道、仏教、キリスト教は共存し、正月...
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2010/12/18 16:15 |
世界一臭い食べ物・堅い食べ物 (111)
学生時代の話で、もう40年以上も昔のことになります。
大学女子バレーボール部のコーチをしていたのですが、あるときお国自慢が始まりました。
滋賀県出身の選手がいて、自家製の鮒ずしの話になりました。鮒ずしは、1000年以上前から滋賀県でつくられ、当時の朝廷にも特産物として献上されていたそうです。琵琶湖特産の二ゴロブナの内臓を取り除き、塩漬けしてから数ヶ月間置き、そこにご飯を詰め込んで発酵させたものです。各家庭で微妙にその味が違うといいます。
私に、「好きですか」と聞かれたので、「昔から...
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2010/12/13 15:51 |
医者任せの健康管理/神農祭に常備薬を思う (110)
今年の神農祭は大勢の人出で賑わいました。11月22日は午後から土砂降りの雨になったことから、晴天の23日は3万人以上のお参りがあったそうです。拝殿での拝礼に約2時間待ちの行列ができたことも近年にない出来事でした。大阪の祭は1月の恵比寿さんに始まり、この神農祭で終わります。
普段は、くすりの町「道修町」の一角に、ひっそりと佇む神社の正式の名は「少彦名神社」といい、日本の医薬の神様「少彦名命」を御祭神としています。また、地元では一般に「神農さん」と呼ぶように、中国の農業、医薬の神「神農」も同時...
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2010/12/06 16:11 |
万葉の歌と植物(有間皇子と椎の葉/食) (109)
11月最終の土曜日、その日は小春日和の陽気でした。
「身近な薬膳の会」のメンバーと一緒に、奈良明日香の県立万葉文化館を訪れました。万葉時代の食を語らうのが目的のひとつです。
万葉は日本人の心の故郷といわれるように、当時の歌びとの息吹が万葉歌とともに伝わってきます。特に、食を詠った歌には、当時の生活が垣間見れて親しみを憶えます。
しかし一方において、その歌は重要な歴史の一端を見せてくれたりもします。中でも、有間皇子の次の歌は悲しい響きが伝わってくるのです。
家にあれば 笥(...
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2010/12/02 16:43 |
カラスウリの名前の由来 (108)
毎年、10月の末から11月の初旬にかけて、石川県加賀市大聖寺にある菩提寺にお参りすることが、年中行事のひとつとなっていて、今年も11月13,14日、一泊どまりで出かけた。親戚の家もいくつかあることから、ご挨拶に行くことにしている。
自宅の冷蔵庫の上においてある籠に、黒ずんだ実をつけたサルトリイバラが活けてある。これは4年前に大聖寺から送ってもらったもので、そのことを思い出して、サルトリイバラの採集に出かけることになった。
少し走ると、小さな藪がいくつもあって、ここかしこに真っ赤な実をつ...
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2010/11/20 16:48 |
楷(カイ)の樹(湯島聖堂と閑谷学校) (107)
久々の東京宿泊で、飲み仲間に誘われて、まだ決めかねているホテルを考えながら杯を重ねていると、お茶の水近くに宿を取ったといわれ、つい度を過ごし午前様に近いチェックインとなった。
翌朝、ホテルを出てJR御茶ノ水駅に向かって歩きはじめると、格式高い建物が塀越しに臨まれた。昼からの会合にはまだ時間があったので、のぞいてみることにした。
案内板には「湯島聖堂」とある。江戸時代に武士の教養、思想の中心とされた儒学の振興を目的に徳川五代将軍綱吉が創設したのが始まりとか。
湯島聖堂構内に飾られてい...
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2010/11/17 10:08 |
彦根城とひこにゃん (106)
小春日和の一日だった。琵琶湖湖畔のホテルで会議があり、そのホテルで一泊した翌日が土曜日でもあったので、久しぶりに近くの彦根城を訪れた。
駐車場に車を停めて歩き始めたとき、小枝に数片の花をつけた桜が目に留った。その日のポカポカ陽気に狂い咲きをしたのかと思っていると、その横の立て看板に「二季咲桜」、冬(11月〜1月)と春(4月〜5月)の年2回花を咲かせるとある。
その一片をカメラに収め行こうとして、何か気にかかることがあった。も一度看板を見て納得した。「水戸市(友好都市)」の一文である。
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2010/11/13 06:28 |
身近な薬膳 12 (秋の養生薬膳) (105)
今年の夏が特に暑かったせいか、暑(火)邪に傷めつけられた体は、この秋の期に何かと症状に現れてきます。秋は、そんな夏の後遺症をケアする季節です。
一方、秋は大気が乾燥し、体を潤している津液(体液)が侵されやすくなる季節でもあります。秋の外因邪気(乾邪)は口や鼻から侵入し口鼻の乾燥、のどの渇き、皮膚・唇、髪の乾燥、抜け毛、便秘、尿の減少などが現れます。中でも、肺が侵されやすくなり、空咳、ぜんそく、胸痛が起こりやすくなります。
中国の古典「黄帝内経」に秋の養生として、「早く寝て早く起きる。心...
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2010/10/25 10:19 |
スーパーしょうが (104)
出演した8月24日のNHK「ためしてガッテン(ウルトラしょうが)」の放映後、多くの方からメールやお電話をいただいたり、行く先々でお会いした方から「テレビみましたよ」とお声がかかったりで、テレビメディアの影響のすごさに驚いています。一方、雑誌社からの記事の依頼やしょうが関連の方からの講演依頼があり、しょうがブームはまだ少し続きそうです。
そんな中、健康雑誌「壮快」の編集者から、12月号に「しょうが特集」を組むので協力をしてほしいとの依頼があり、ゴーストライターとともに取材を受けました。
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2010/10/15 11:06 |
秋田紀行/湖となまはげ (103)
今回は私的な旅行記です。九月のシルバーウィークに、秋田の湖巡りを目的にドライブを楽しんできました。
小雨のぱらつく曇天下の旅でしたが、車を降りての観光時は意外に雨も止んで、時には晴間も見えて、主だったところは見て廻れたと思っています。
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2010/10/05 13:49 |
正岡子規とへちま忌 (102)
正岡子規は、1902年9月19日に肺結核で亡くなりました。子規の辞世の句は「へちま(糸瓜)」を詠んだ3句です。
「糸瓜咲いて 痰のつまりし 仏かな」
「痰(たん)一斗 糸瓜の水も 間に合はず」
「をととひの へちまの水も 取らざりき」
結核はのどの奥に痰が詰まる苦しい病気ですが、糸瓜の茎から採取する水は、その痰を切るのに効果があり、特に陰暦の8月15日に水を取るとよいと言われています。
これらの句は、死期を悟った子規が、ヘチマの効果も間に合わずと自分を客観視...
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2010/09/19 18:32 |